メニュー

トップ

感風読雲

空模様

二十四節気

気象画像

荒天資料

お天気用語集

海の中

掲示板

リンク

参考図書

地震の記録

アンケート

小春日和

 11月になると木枯らしが吹くことも多くなり、山の紅葉も進みすっかり晩秋の空気に覆われます。木枯らしが吹くような風冷えの日には晴れていても外に出たくないのですが、風が無く秋晴れとなると公園にでも散歩に行きたくなります。そんな陽気が小春日和です。イチョウの黄葉を眺めながら黄色い落ち葉の絨毯を踏みしめたり、ベンチで読書をしたりと、ゆったりとした時間を過ごすのに最適の陽気です。
 「小春」とは旧暦(陰暦)10月の異称で、今の暦(太陽暦)で言うと11月から12月の上旬に当たることが多いです。このため、11月から12月の初め頃までの穏やかな暖かい日を指して小春日和と言います。
 画像は2001年11月19日昼過ぎに訪れた舞鶴公園内ラグビー場のイチョウ並木です。快晴の空の下、柔らかい日差しに包まれています。この日の天気図を見ると朝から弱い冬型気圧配置で、この冬型が更に緩んで日本海に移動性高気圧が進んできました。この高気圧に穏やかに覆われて、快晴の青空が広がり小春日和となったようです。
 この時のように、福岡県は冬型の気圧配置が弱いときや移動性高気圧に覆われると小春日和となります。お散歩日和の到来ですね。
 また、海外にもこのような陽気をさす言葉が沢山あり、北米の「インディアン・サマー」、ヨーロッパの「老婦人の夏」、イギリスでは「聖マルタンの夏」、そしてロシアではズバリ「女の夏」。小春日和のように、穏やかで皆が待ち望むような天気のことを指しています。
 面白いのは同じ陽気に対して、日本では「春」を当てるのに、欧米では「夏」を当てるんです。日本では厳しい冬の後の「春」に喜びを感じるのが一般的ですが、緯度が高い欧米では春は短く、すぐにやってくる「夏」に人気が集中しているようです。「ジューン・ブライド」も日本では梅雨のジメジメの時期ですが、あちらでは一年でもっとも良い季節だからこそある言葉なんですね。
小春日和の舞鶴公園 2001年11月19日
小春日和
2001年11月19日15時の地上天気図
天気図

カウンタ
(2003.3.28~)