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降水確率

 毎日の天気予報を見ていて、傘を持って行こうか行くまいか、皆さんはどのように判断していますか。天気マークに雨を表す「傘」マークが出ていたら傘を手にする方が多いと思いますがマークが曇りのときは持たない人が多いのかな。そんな迷ったときには降水確率で判断していませんか?
 降水確率予報は、日本の気象庁の場合、ある地域に対して対象とする時間内に1ミリ以上の雨が降る確率として予報されています。降水確率が高いほうが大雨になると誤解されている方がいるのですが、必ずしもそうなるわけではありません。雨の量に関しては1ミリ以上であれば、5ミリだろうが80ミリだろうが300ミリだろうが関係ないのです。降水確率50%でも大雨になることがありますので、確率が低いからと言って安心はできないんですね。確率が30%というのは、そのような気象条件下(気圧配置と言い換えても良い)では100回に30回が雨になるということです。
 さて、降水確率で特に厄介なのは予報の対象としている時間です。気象庁が対象としている時間は、今日や明日などを予報する短期予報では6時間毎、週間予報では1日(24時間)となっています。この短期予報の6時間というのが誤解を生みやすいんです。例えば、朝の天気予報で放送される降水確率は、朝5時に発表された予報に基づいているのですが、気象庁が今日に関して予報しているのは、6時から12時、12時から18時、18時から24時の三つあります。敏感な方は『ん?』と感じると思います。天気予報を見ていて降水確率を三つも表示している番組なんてないですよね。前日の夕方の天気予報に関しても同じです。前日は翌日に対して四つの降水確率を予報しているのに放送されるのは二つの時間帯だけなんです。
 話を複雑にしないため、朝の天気予報番組で例を挙げて説明します。朝5時に発表された気象庁の予報が、「曇り夕方からところによって一時雨」で降水確率は6時から12時が10%、12時から18時が20%、18時から24時が30%だったとします。この場合、ほとんどのテレビの天気予報で放送されるのは曇りを表す『雲』のマークと降水確率は『10/20』です。これでは、傘を持つ方はまずいませんよね。もし、降水確率『30』の数字が表示されていたら折りたたみの傘を持つ人が出てくると思うんです。もちろん、前日の夕方でも同じようなことが起こります。悪いことに、気象キャスターやアナウンサーの中には「午前は10%、午後は20%」とコメントする人までいるんです。正確に言うと午前午後ではなく、昼前後の12時間だけなので、間違っているのは明らかですよね。
 私が出演している『アサデス。KBC』では、天気予報を表示するマシンの性能が良いため、表示したい降水確率を選べるんです。だから、こういうときには臨機応変に『20/30』と午後の降水確率だけ表示してコメントしています。(下の表の左側「表示される降水確率の落とし穴」を参照してください)
 さて、次はどの程度の確率なら傘を持つかですが、私は30%で折りたたみ傘、40%以上で大きい傘を目安にしています。40%以上で大きい傘にしているのは、傘を開く可能性が高いので一度開いた折り畳み傘をたたむのが面倒だからです。もちろん雨量とは関係ありません(下表の右側「降水確率の目安」を参照して下さい)。この目安に基づいて傘を持つかどうか判断していて、1年間に予期せぬ雨に濡れるのは数回程度で10回はまずないです。濡れるのは、0.5ミリなど1ミリ未満の雨が降る場合と予想そのものが外れた場合になります。0.5ミリの雨でも傘は必要な程度の降り方になりますからね。ただし、傘を開くことがなかったケースも多々あるので、自分に合わせた目安を持つことが必要でしょうね。私の場合、雨に濡れているところを視聴者に見られるのは、とても恥ずかしいことなので慎重すぎるところはあるのかも知れません。
 上の説明にも書きましたが、降水確率だけで大雨など、どのような雨になるのか判断するのは大変困難です。そんなときは、お天気キャスターのコメントで雨の強弱などを知ることも大切です。因みに私が放送で使う傘に関するコメントも表に載せておきました。アサデスで天気チェックをするときの参考にしてください。
表示される降水確率の落とし穴 降水確率の目安と傘のコメント
朝5時発表の気象庁の予報が
 「くもり夕方からところにより一時雨」
 ・降水確率 6-12時  10%
        12-18時  20%
        18-24時  30%
の場合、画面に表示されるのは

      曇り
   10/20

なんです。
30は何処へ言った!」って叫びたくなります。
 だから、サトエイは設定をいじって
             
      曇り
   20/30

と表示して、「折り畳み傘があると安心です」と
コメントしてます。

曇りの時に限らず、晴れや雨の時でもこの様な
降水確率の落とし穴に陥ることがあります。
ネットなどで確認するときは、全ての降水確率を
確認するようにしましょう。
○降水確率の目安
    降水確率(%)  サトエイの行動
      20以下       手ぶら
       30        折りたたみ傘
      40以上       大きい傘

○サトエイが使う「傘(雨傘)」に関するコメント
・「折り畳み傘があると安心です」
 ちょっとくらい濡れても良い人は折り畳み傘を
 持つ必要なし、濡れたくない人だけ必要なとき。
・「最低限折り畳み傘を持ってください」
 折り畳み傘くらいは、持って行かないと濡れて
 しまう可能性が高いとき。降らないこともある。
・「傘(雨具)持って行きましょう」
 雨の止む時間もありますが、最低一回は傘を
 開くことになり、折り畳み傘ではかえって面倒に
 なるとき。
・「傘を手放さないようにしてください」
 雨が降ったり止んだりで、つい置いて行きたくなり
 ますが、持っていないと濡れる機会が多いとき。
・「傘(雨傘)の活躍する一日です」
 ほぼ一日雨で外では傘を差している時間が長いとき。
・「大き目のしっかりした傘を持ってください」
 雨や風が強く、折り畳みでは役に立たず、大きい
 傘でも足元などが濡れてしまうようなとき。
 大雨の場合もある。
・「傘は役に立たないでしょう」
 台風接近時など暴風による横殴りの雨で、
 傘を差していても体の半分以上が濡れてしまうとき。

カウンタ
(2003.3.28~)