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親も夏休みが待ち遠しい♪

蝉の声が聞こえてくると、夏休みが近づいてきている事を感じます。
先日、ニュースで「夏休みは無くして欲しい」という保護者が多い事を知りビックリしました。
私は子どもの夏休みがとても待ち遠しいからです。
子どもが小さい頃は6月くらいから市政だよりやインターネットで、
体験セミナーやイベント情報を収集して、応募してスケジュールをたてていました。
おかげで夏休みは色々な所に親子で出かけて、子ども達は様々な体験をしました。
終いには「夏休みの方が忙しくない⁉️」と言ってたくらい(笑)
これはほとんど無料のもので経済的負担はありませんでした。
今でも夏休みが来ると「あれもしたね。たのしかった」とか「あれはめっちゃ嫌だった」とか思い出話に花が咲きます。
普段出来ない体験が出来るのはもちろん、一緒に過ごす時間が長いのも夏休みのいい所です。
体験はその時だけですが、その思い出は一生物ですから。

ご飯の支度が大変になるから嫌だというのも理由との事。
3食、食べさせないと!と思うからキツイのであって、2食でもいいと私は思います。
2食の方が身体にはいいという説、空腹こそが生きる遺伝子が働くなどの食を学ぶと親も気が楽に対応出来ます。

そういう私も食事の準備が面倒だなと思った事は何度もあります。
そういう時はまず「お腹すいたの?多分気のせいだよ」と返答。
しばらくすると「気のせいじゃない!」と言ってくるので
「じゃあ分かった。空気をいっぱい吸ってみて。多分、お腹いっぱいになると思うから」と返答。
しばらくしたら、「空気じゃ無理!」というので「今、生きる遺伝子が目覚めてメッチャ活動中だね。いやー良かったね〜」と。
そんな会話を繰り返して、対応していました。

酷い親のようにみえますが、こうやって我慢する事を覚えてもらう、多少食べなくても大丈夫と思える、
そういう所も育って欲しいという目的もあっての対応です。(単に面倒だからという時もありましたけどね😅)
今は全体的に我慢する事が少なくなってきているように感じます。
我慢出来ずすぐにキレるよりも、我慢出来て冷静に考えられるような人の方が良いと私は思うから。

こんな会話のやり取りに飽きた頃からは、一緒にご飯を作るようにしました。
料理は一緒に作るとかえって時間がかかるから、親がひとりで作った方がマシだと一瞬思います。
でも、ここは親が我慢の練習です。
始めは時間かかっても最終的には子どもが自分で作れるようになって、ご飯の準備が楽になります。
この先、自分で食べていくという大切な練習のひとつでもあります。

「給食が無いと栄養が取れなくて心配」という声もよく聞きますが、1ヶ月位給食の栄養がなくても大丈夫だと思いますよ。
それよりも、親と一緒に過ごす時間の方が遥かに栄養がある。
おかずが無くても、白いご飯だけでもいい。
テレビやYouTubeなどの機器の電源を切って、みんなでテーブルを囲んで、同じ物を食べ、たくさん話したい事を話して、
たくさん笑って。そのゆっくりと向き合う時間は心の栄養を満タンにします。

人それぞれ事情が異なるので、この考え方は甘い!と反論されるかもしれませんが、
出来ない理由を見つけるよりも出来る事を見つけた方が幸せです。
親が子どもの夏休みは無い方がいいって思っているという事の方が悲しい、さびしい。
これが子どもの本音ではないでしょうか。

夏休みが終わるのを子どもよりも残念がっていた私。
今年が人生最後の子どもの夏休みです。
さすがに相手にしてくれる日は少ないのですが、それでも一緒に過ごす予定を立てたりしていて待ち遠しいのです😊
このお話があなたの「くらしの一滴」になりますように。
2024年7月9日